インビザラインのマウスピース装着時間を守るためのコツ9選

1、インビザラインの装着時間を守らないといけない理由

矯正力を持続させる必要があるため

インビザラインは、歯を計画的に移動させるために1日22時間以上の装着が推奨されています。これは、矯正力を歯に持続的に加える必要があるためです。

 

矯正治療では、歯を移動させるために一定の力をかけ続ける必要があり、装着時間が不足すると、歯が正しく移動しません。特に、決められた時間より短い装着時間では、アライナーが計画通りに歯を動かせず、治療期間が長引いたり、最終的な仕上がりが期待通りにならないことがあります。

 

また、インビザラインのアライナーは2週間ごとに新しいものに交換するケースが多く、各アライナーは特定の歯の動きを促すように設計されています。十分な時間装着しないと、次のアライナーにスムーズに移行できず、治療全体に影響を及ぼしてしまうのです。そのため、毎日の生活の中で22時間の装着を意識することが、理想の歯並びを手に入れるための重要なポイントになります。

 

後戻りを防ぐため

歯は一度移動しても、新しい位置に完全に固定されるまでには時間がかかります。アライナーを外している時間が長くなると、移動した歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生しやすくなります。これは、歯が長年慣れ親しんだ位置へ戻ろうとする自然な反応です。

 

例えば、食事や会話の際に頻繁にアライナーを外してしまうと、歯の移動が遅くなるだけでなく、せっかく移動した歯が元に戻ってしまう可能性もあります。その結果、次のアライナーがフィットしなくなり、治療計画にズレが生じることもあります。後戻りを防ぎ、矯正効果を最大限に得るためには、できるだけ長時間装着することが不可欠です。

 

また、矯正治療が終わった後でもリテーナーを装着することで後戻りを防ぎます。リテーナーの装着期間や時間は歯科医師の指示に従うことが大切ですが、矯正中のアライナー装着時間を守ることで、後戻りのリスクを最小限に抑えることができるのです。

 

2、インビザラインの装着時間を守るのが難しい理由

インビザライン治療を開始した多くの方が、1日22時間の装着時間を維持することに苦労します。その主な理由は、日々の生活の中での食事時間や特別なイベントなどによって、アライナーを外す機会が多くなることです。

 

1日の食事時間が2時間以上になる

食事のたびにアライナーを外す必要があり、朝食、昼食、夕食の合計時間が2時間を超えてしまうこともあります。特に外食の際は、料理を待つ時間や会話の時間も含めると、アライナーを外している時間がさらに長くなりがちです。

 

飲み会やイベントが多い

仕事の付き合いや友人との食事会など、長時間にわたる飲食の機会が多い方にとって、インビザラインの装着時間を維持するのは一層困難になります。これを避けるためには、外食のスケジュールを工夫し、食事後できるだけ早くアライナーを装着することが大切です。

 

食べ歩きの習慣

旅行やお祭りなどで食べ歩きを楽しむ機会がある場合、アライナーを何度も取り外すことになり、結果的に装着時間が短くなります。このような場合は、あらかじめ食事の時間を決め、まとめて食事を済ませることで、装着時間を確保しやすくなります。

 

インビザラインの装着時間を守るためのコツ

日常で意識すべき9つのポイント

インビザラインの装着時間を守るためには、日々の習慣を工夫することが重要です。以下の9つのポイントを意識することで、装着時間を確保しやすくなります。

 

1、食事の直前だけ外す

食事が始まる直前にアライナーを外し、食後すぐに装着する習慣をつける。

 

2、色の濃い飲み物はストローを使用

コーヒーや紅茶などの着色を防ぐため、ストローを使う。

 

3、歯ブラシやマウスウォッシュを持ち歩く

外出先でもすぐに歯を磨けるようにする。

 

4、アライナー交換後3日間は外食を控える

新しいアライナーに慣れるまで外食を避ける。

 

5、スマホのリマインダーを活用

食事後や寝る前の装着忘れを防ぐ。

 

6、1つ前のアライナーを予備として持ち歩く

万が一の紛失や破損時に対応できるようにする。

 

7、専用ケースに保管

紛失や破損を防ぐため、アライナーを適切に管理する。

 

8、痛みがある時はすぐに相談し対処法を聞く

痛みによる装着時間の短縮を防ぐ。

 

9、矯正の目的を再確認

治療のゴールを意識し、モチベーションを保つ。

 

まとめ

インビザライン矯正では、歯を計画的に動かすために1日22時間以上の装着が必要です。しかし、日常生活の中でこの装着時間を守るのは簡単ではありません。食事や外食の習慣、イベントなどによってアライナーを外す時間が長くなりがちです。

装着時間を確保するためには、食事のスケジュールを工夫し、リマインダーを活用するなどの対策が効果的です。また、矯正の目的を再確認し、自分自身をモチベートすることも大切です。

日々の習慣を見直し、適切な対策を取りながらインビザライン治療を進めることで、理想的な歯並びを手に入れることができます。